2017年2月20日レポート
2月17日(金)東北大学大学院 理学・生命科学 2研究科合同シンポジウム2017 〜新学術領域における学生・若手研究者の連携〜
2月17日(金)、理学研究科合同C棟2階にて、
東北大学大学院 理学・生命科学 2研究科合同シンポジウム2017 〜新学術領域における学生・若手研究者の連携〜が開催されました。
理学研究科及び生命科学研究科では、新学術領域における学生・若手研究者の連携による学際的研究の創出・創生・創造・展開を目標に、教育研究活動の一環として、異分野間の交流を図るため、2007年度から東北大学大学院理学研究科の6つの専攻(数学専攻、物理学専攻、天文学専攻、地球物理学専攻、化学専攻、地学専攻)が、また第10回目となる今年度は新たに生命科学研究科を加え、合同シンポジウムを開催しています。この合同シンポジウムでは、学生・若手研究者が主体になり、研究成果を発表し意見交換を行うほか、広く学外に情報発信も行っています。
今年度からの新しい取り組みとして、ポスター発表者の方々全員に一分間のショートプレゼンテーションをしていただきました。聴講者は優秀なショートプレゼンテーションに投票し、その結果、今年度は3名の方々に「ショートプレゼンテーション賞」が授賞されました。
*リンク:
東北大学大学院生命科学研究科 関連ページ
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2017年2月17日レポート
2月11日(土)TMT×東北大学サイエンスカフェ「次世代超大型望遠鏡がつなぐハワイと宇宙」
2月11日(土)、仙台市天文台 加藤・小坂ホールにて、TMT×東北大学サイエンスカフェ「次世代超大型望遠鏡がつなぐハワイと宇宙」が開催されました。
第1部は、青木 和光 先生(国立天文台TMT推進室 准教授)による講演、第2部は「TMTへの期待と計画の課題」というテーマで、青木 和光 先生、千葉 柾司 先生(東北大学大学院理学研究科天文学専攻 教授)、秋山 正幸 先生(東北大学大学院理学研究科天文学専攻 准教授)の3講師と一般市民の皆様でパネルディスカッションを行いました。司会は、田中 幹人 先生(東北大学学際科学フロンティア研究所 助教)です。
第1部は、青木先生による「ハワイ島マウナケア山に建設が予定されている次世代超大型望遠鏡(TMT)計画」についての講演が行われました。青木先生はTMTについてはもちろん、現在ハワイで起こっているTMT建設に置ける問題点についても触れられました。
第2部はパネルディスカッション。東北大学展開ゼミの学生達がファシリテータとなり、皆さんのご意見をまとめ、最後に各テーブル毎に講師の方々に質問を投げかけました。今回の講演、ディスカッションを通し、ハワイのマウナケア山に建設されるかもしれないTMTに想いを馳せ、謎多き宇宙について考えるきっかけとなったのではないでしょうか。
リンク
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動画:【TMT×東北大学サイエンスカフェ】次世代超大型望遠鏡がつなぐハワイと宇宙(youtube)
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同日10:00-16:45の時間帯で、宇宙とハワイの関係をより深く学べる、
東北大学展開ゼミ「君が宇宙と社会のコミュニケーションをデザインするセメスター」の学生達による体験型イベント「東北大生がつなぐハワイと宇宙」を同会場にて開催しました。楽しみながら、より深く、宇宙とハワイの関係を学んでもらいます。お子さんから大人までたくさんの方々にご来場いただきました。
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2017年2月14日レポート
2月11日(土)次世代火山研究者育成プログラム開校式開催
2月11日(土)本研究科合同C棟青葉サイエンスホールにて、次世代火山研究者育成プログラム開校式が開催されました。本プログラムは2014年に起こった御嶽山噴火災害を受けて構想されたもので、東北大や北海道大、山形大、東京大などの大学が参加・協力し、大学院修士課程学生を中心に、火山学の広範な知識と専門性、研究成果を社会へ還元する力、社会防災的な知識を有する次世代火山研究者を育成することを目指しています。(代表機関、東北大学)
2016年度プログラム受講生は10大学36名で、認定証を授与された受講生たちは、期待と緊張を胸に次世代火山研究者への第一歩を踏み出しました。
リンク:
次世代火山研究・人材育成総合プロジェクト
火山研究人材育成コンソーシアム構築事業
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2017年2月 3日レポート
1月22日(日)第7回 気象サイエンスカフェ東北「スーパーエルニーニョの次はラニーニャが心配!天気はどうなる!?」
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1月22日(日)、エル・ソーラ仙台 大研修室にて、第7回 気象サイエンスカフェ東北「スーパーエルニーニョの次はラニーニャが心配!天気はどうなる!?」(主催:日本気象学会東北支部、日本気象予報士会東北支部)が開催されました。
講師は理学研究科 地球物理学専攻の須賀 利雄 教授。先月、東北大学サイエンスカフェで講師を務められたばかりですが(
その時の模様はこちらから)、今回は気象にクローズアップした「エルニーニョ」をテーマにお話しされました。参加者は50数名。会場は満席となりました。
エルニーニョとラニーニョは、ともに熱帯太平洋(赤道付近)の海と大気がお互いに影響を与え合って発達する現象です。赤道付近では通常は東風が吹いていて、海の表面付近の暖かい水を西部に吹き寄せています。このため赤道域西部では海面の温度が高く、大気の対流活動が活発です。何らかの原因で東風が弱まると、西部にたまった暖水を支えきれなくなり、暖水が中部・東部に流れ出します。その為、中部・東部の海面の温度が上昇し、中部で対流活動が活発になります。この現象が「エルニーニョ」です。反対に、東風が強まると「ラニーニョ」となります。
須賀先生は、これらの現象を「だるまストーブ」に例え、説明されました。「エルニーニョ現象=赤道域西部にあっただるまストーブが中部に動くようなもので、ストーブの置き場所を変えると部屋の空気の流れが変わるように、エルニーニョ時には世界中の空気の流れが変わると考えると、日本の天候に与える影響を考察出来ます。」まとめとして、
エルニーニョ時には、太平洋高気圧の北への張り出しが弱まり(
冷夏)、冬型気圧配置が弱まる(
暖冬)傾向がある。
ラニーニョ時には、太平洋高気圧の北への張り出しが強まり(
暑夏)、冬型気圧配置が強まる(
寒冬)傾向がある。とのこと。
須賀先生の講演を受けて、各テーブルでディスカッションを行います。ファシリテータは、須賀研究室の学生が担当しました。最後に各テーブルで出された質問に須賀先生が回答します。たくさんの質問が出て、この講演会への関心の高さが伺えました。
2017年1月30日レポート
オンライン公開講座「MOOC」:惑星プラズマ・大気研究センター 小原 隆博 先生 出演
来る2017年2月に、オンライン講座「MOOC」に惑星プラズマ・大気研究センターの小原 隆博 先生が出演されます。小原先生は、東北大学から初配信となるサイエンスシリーズのご担当として、「解明:オーロラの謎」と題して全4週のご講座を受け持たれました。広報室では、プロモーションビデオ撮影、及び本編収録を取材させていただきました。

小原先生のプロモーションビデオ撮影です。ディレクターから撮影指示があります。

惑星プラズマ・大気研究センター内で素材撮影。三澤浩昭先生が飯館村にある電波観測装置から送られる電波望遠鏡のデータを操作します。

この日はお天気に恵まれ、電波望遠鏡の映像もきれいにディスプレイ表示されています。皆さんでカメラチェック。

クロマキー撮影テストです。小原先生、柔らかい表情で素敵ですね。
2017年1月19日レポート
12月14日(水)東北大学サイエンスカフェ「Cubic Earth~もしも地球が立方体だったら~」
12月14日(水)、せんだいメディアテーク1階オープンスクエアにて、第135回東北大学サイエンスカフェ「Cubic Earth~もしも地球が立方体だったら~」が開催されました。講師は理学研究科 地球物理学専攻の須賀 利雄 教授。通常サイエンスカフェは金曜日に開催しているのですが、この回は水曜日開催且つ光のページェントで賑わう定禅寺通に面した会場ということもあり、開始前は参加人数が心許なく感じましたが、最終的に大勢の方々にご参加いただきました。
地球環境の成り立ちをより深く理解するために、仮想的な立方体地球の上の大気や海洋の状態をCG映像も使って考察します。地球が文字通り球体であるという当たり前の事実がもたらす「特徴」を一緒に考えました。須賀先生の講演後は、各テーブル毎にディスカッションを行います。須賀研の学生達、理学研究科・理学部広報サポーターがファシリテータとなり、皆さんのご意見をまとめ、最後に各テーブル毎に須賀先生に質問を投げかけます。
参加者からは「丸い地球を理解する上で逆に勉強となりました。」「他の参加者の方の話を聞く、というとても貴重な経験ができてよかったです。」などの感想をいただきました。
今回教材として使用した日本科学協会制作のCG映像の続きは「
Cubic Earth~もしも地球が立方体だったら~」よりご覧になれます。
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写真:寺尾 佳修(理学部 宇宙地球物理学科・地球物理学コース 学部4年)
2017年1月17日レポート
2016年度 もしも君が杜の都で天文学者になったら。。。
今年で6年目を迎える、高校生向けのイベント「もしも君が杜の都で天文学者になったら。。。(以下、もし天)」を、12月22日(木)〜12月28日(水)に開催致しました。
東北大学大学院理学研究科天文学専攻と学際科学フロンティア研究所では、アウトリーチ活動の一環として高校生向けのイベント「もし天」を、仙台市天文台・宮城教育大学との共催で開催する、高校生向け天文学者職業体験実習です。全国から集った高校生達が、1週間合宿をし、高校生自らが研究テーマと研究計画を立案して天文台の望遠鏡で観測し、そのデータを解析して宇宙の謎の解明をするプログラムです。
今年は、全国から16名の高校生が集まり、宇宙の謎に挑みました。高校生と(高校生の数よりも多い)SLAらは、日を追う毎にチーム内が団結し強い絆が生まれて行くのを感じます。今年は運良く、全ての班が観測に成功!自ら観測したデータを使用し解析を進めます。最終日の12月28日(水)には、1週間かけて研究した成果をまとめ、一般市民の皆様に解りやすく伝える、研究成果発表会を理学研究科青葉サイエンスホールで行いました。
発表は、次の通りです。
【チーム名】 
「銀河系内における恒星の位置と年齢の考察」
【チーム名】 EXTRA
「あたしたち 系外惑星 調べます」
【チーム名】 ダークマターコスモロギー(仮:ジンギスカン)
「ジンギスカン、宇宙を語るーダークマターからインフレーションまでー」
【チーム名】 RAKKI☆
「銀河と大質量ブラックホール 〜杜の都のひとみから〜」
リンク
*
「もしも君が杜の都で天文学者になったら」ウェブサイト
*「科学者の卵養成講座」活動ブログ
「
もし天2016!Part1.~もし天って何?~」「
もし天2016!Part2.~もし天修了証書~」
今回参加の宮城県仙台第三高等学校理数科 鈴木智寛さんは、科学者の卵養成講座の受講生でもあります。今回のもし天の様子を「科学者の卵養成講座」活動ブログ内で紹介して頂きました。
12月22日(木)開校式
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12月28日(水)研究発表会
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2017年1月17日レポート
1月10日 一般雑誌会講演会 伊藤光男先生「私のラマン」
1月10日(火)理学部大講義室にて、一般雑誌会講演会が開催されました。講師は、本学名誉教授の伊藤光男先生。1970年から東北大学理学部教授に赴任され、1992年に定年退官されるまでの約22年間、化学教室で分子分光学の世界的な拠点研究室をつくり、多くの弟子を輩出されました。
本講演会では「私のラマン」と題し、若い頃に独力で研究を進めてこられた頃のエピソードや、ラマン分光の理解の深まりや研究テーマの変遷、その後の仲間など研究人生を振り返ってお話されました。時代をリードする研究の実体験からくる迫力があり、学生も教員も目を輝かせて聞き入りました。
また、伊藤先生はご趣味の水彩画を40年近く続けておられ、世界中の景色をスケッチにおさめています。素晴らしい作品も数点ご紹介頂き、和やかな講演会となりました。

講師の伊藤光男先生

化学科の教授の先生方と名誉教授の先生方
2017年1月 5日レポート
宇宙地球物理学科 天文学コース 濱谷 由布 さんが「第24代青葉城ミス福娘」に選ばれました。
東北大学理学部 宇宙地球物理学科 天文学コース4年 濱谷 由布 さんが、宮城縣護国神社の「第24代青葉城ミス福娘」に選ばれました。平成28年の年末より翌29年のお正月までを中心に、参拝した方々に幸せを分け与えるお手伝いをする「福娘」として活動されます。
また、濱谷さんはこの1年、理学部・理学研究科の広報サポーターとしてもご活躍中です。今後の濱谷さんのご活躍、広報・アウトリーチ支援室でも追って参ります。お楽しみに!
宇宙地球物理学科 天文学コース 濱谷 由布 さん
着物の上に「ちはや」というものを着ています。
【2017/02/02追記】
節分祭追儺式(豆まき)
節分には開運招福・厄難消除・家内安全・商売繁盛の願いをこめ
"悪しきもの" を祓う意味があります。
2016年12月13日レポート
12月10日(土)東北大学大学院理学研究科・公開サイエンス講座「日本で発見!113番新元素−ニホニウム−」を開催しました
理学研究科の新しい企画として、東北大学大学院理学研究科・公開サイエンス講座をスタートさせました。第一回目は「日本で発見!113番新元素ーニホニウム−」と題し、アジアで初めて元素命名権を獲得した113番新元素について理化学研究所仁科加速器研究センター超重元素分析装置チームの森本幸司チームリーダー、本学理学研究科の萩野浩一准教授にわかりやすく説明して頂きました。
公開サイエンス講座では、今後も科学にまつわるホットな話題を市民の皆様に提供していきます。
乞うご期待!!
2016年12月10日(土) 13:30-16:00 東北大学文科系総合講義棟2階大講義室にて
- 開 会 (東北大学大学院理学研究科長 教授 早坂忠裕)
- [講演] ニホニウムみたいなとても重たい元素の話
(東北大学大学院理学研究科 准教授 萩野浩一)
- [講演] ニホニウム発見物語
(仁科加速器研究センター超重元素分析装置チーム チームリーダー 森本幸司)
- 質疑応答
- 閉 会 (東北大学電子光理学研究センター長 教授 濱広幸)
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