東北大学 大学院 理学研究科・理学部|広報・アウトリーチ支援室

2017年1月30日レポート

オンライン公開講座「MOOC」:惑星プラズマ・大気研究センター 小原 隆博 先生 出演

 来る2017年2月に、オンライン講座「MOOC」に惑星プラズマ・大気研究センターの小原 隆博 先生が出演されます。小原先生は、東北大学から初配信となるサイエンスシリーズのご担当として、「解明:オーロラの謎」と題して全4週のご講座を受け持たれました。広報室では、プロモーションビデオ撮影、及び本編収録を取材させていただきました。


小原先生のプロモーションビデオ撮影です。ディレクターから撮影指示があります。


惑星プラズマ・大気研究センター内で素材撮影。三澤浩昭先生が飯館村にある電波観測装置から送られる電波望遠鏡のデータを操作します。


この日はお天気に恵まれ、電波望遠鏡の映像もきれいにディスプレイ表示されています。皆さんでカメラチェック。


クロマキー撮影テストです。小原先生、柔らかい表情で素敵ですね。


 MOOC(Massive Open Online Course:大規模公開オンライン講座)とは、世界中に登録者を持つ、新しいオンライン学習サービスです。

2017年2月1日web開講予定:「解明:オーロラの謎」
☐ https://lms.gacco.org/courses/course-v1:gacco+ga079+2017_02/about

  小原 隆博 先生のコメント  
 東北大学オープンオンライン教育開発推進センターは、インターネットによる大規模公開オンライン講座(MOOC)に関する企画・運営を関係部局と連携して行い、その開発成果をオンライン教育により国内外へ発信・公開することを目的として、2016年4月に設立されました。
 そして今回、同センターの企画である「東北大学サイエンスシリーズ」の第1弾として、オーロラ研究が取り上げられ、私は、講座コンテンツ準備を行うとともに、昨秋、東北大学川内南キャンパスに出来た特設スタジオでのカメラ収録に、参加をいたしました。
 居住地域、人種、言語、学歴、年齢等多様な学習者が集まるMOOCに、東北大学におけるオーロラ研究や教育の成果を、講座コンテンツとして広く発信することにより、東北大学で行われているサイエンス研究のダイナミックな姿を知るきっかけになってくれればと、考えています。そして、MOOCを介して、多くの学習者の皆さまにお会いできることを、私は、とても楽しみにしています。
2017年1月19日レポート

12月14日(水)東北大学サイエンスカフェ「Cubic Earth~もしも地球が立方体だったら~」

 12月14日(水)、せんだいメディアテーク1階オープンスクエアにて、第135回東北大学サイエンスカフェ「Cubic Earth~もしも地球が立方体だったら~」が開催されました。講師は理学研究科 地球物理学専攻の須賀 利雄 教授。通常サイエンスカフェは金曜日に開催しているのですが、この回は水曜日開催且つ光のページェントで賑わう定禅寺通に面した会場ということもあり、開始前は参加人数が心許なく感じましたが、最終的に大勢の方々にご参加いただきました。
 地球環境の成り立ちをより深く理解するために、仮想的な立方体地球の上の大気や海洋の状態をCG映像も使って考察します。地球が文字通り球体であるという当たり前の事実がもたらす「特徴」を一緒に考えました。須賀先生の講演後は、各テーブル毎にディスカッションを行います。須賀研の学生達、理学研究科・理学部広報サポーターがファシリテータとなり、皆さんのご意見をまとめ、最後に各テーブル毎に須賀先生に質問を投げかけます。
 参加者からは「丸い地球を理解する上で逆に勉強となりました。」「他の参加者の方の話を聞く、というとても貴重な経験ができてよかったです。」などの感想をいただきました。
 今回教材として使用した日本科学協会制作のCG映像の続きは「Cubic Earth~もしも地球が立方体だったら~」よりご覧になれます。

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写真:寺尾 佳修(理学部 宇宙地球物理学科・地球物理学コース 学部4年)


  理学研究科 地球物理学専攻 地球環境物理学講座 杉本周作助教  
 私たちが暮らしているこの地球の形をご存知ですか? そうです、「丸い」形をしています。では、丸い地球が、私たちの暮らしに与える影響はご存知ですか? 日々の生活のなかではなかなか感じにくいですよね。そこで、須賀先生の講演を通して、現実からあえて離れて「地球が立方体だったら?」について皆様に考えてもらいました。聴講者の方からは、「台風はどうなるのか?」「遠心力は?」「生命の存在可能エリアは?」といった多岐にわたる質問が寄せられ、大いに盛り上がりをみせた講演会になりました。講演会を通して、地球が丸いことがいかに素敵で素晴らしいことかを感じていただけたのであれば幸いです。
2017年1月17日レポート

2016年度 もしも君が杜の都で天文学者になったら。。。

 今年で6年目を迎える、高校生向けのイベント「もしも君が杜の都で天文学者になったら。。。(以下、もし天)」を、12月22日(木)〜12月28日(水)に開催致しました。
 東北大学大学院理学研究科天文学専攻と学際科学フロンティア研究所では、アウトリーチ活動の一環として高校生向けのイベント「もし天」を、仙台市天文台・宮城教育大学との共催で開催する、高校生向け天文学者職業体験実習です。全国から集った高校生達が、1週間合宿をし、高校生自らが研究テーマと研究計画を立案して天文台の望遠鏡で観測し、そのデータを解析して宇宙の謎の解明をするプログラムです。
 今年は、全国から16名の高校生が集まり、宇宙の謎に挑みました。高校生と(高校生の数よりも多い)SLAらは、日を追う毎にチーム内が団結し強い絆が生まれて行くのを感じます。今年は運良く、全ての班が観測に成功!自ら観測したデータを使用し解析を進めます。最終日の12月28日(水)には、1週間かけて研究した成果をまとめ、一般市民の皆様に解りやすく伝える、研究成果発表会を理学研究科青葉サイエンスホールで行いました。

 発表は、次の通りです。

【チーム名】 sora.png
「銀河系内における恒星の位置と年齢の考察」

【チーム名】 EXTRA
「あたしたち 系外惑星 調べます」

【チーム名】 ダークマターコスモロギー(仮:ジンギスカン)
「ジンギスカン、宇宙を語るーダークマターからインフレーションまでー」

【チーム名】 RAKKI☆
「銀河と大質量ブラックホール 〜杜の都のひとみから〜」


リンク
 *「もしも君が杜の都で天文学者になったら」ウェブサイト
 *「科学者の卵養成講座」活動ブログ
 「もし天2016!Part1.~もし天って何?~」「もし天2016!Part2.~もし天修了証書~
 今回参加の宮城県仙台第三高等学校理数科 鈴木智寛さんは、科学者の卵養成講座の受講生でもあります。今回のもし天の様子を「科学者の卵養成講座」活動ブログ内で紹介して頂きました。

12月22日(木)開校式

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12月28日(水)研究発表会

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2017年1月17日レポート

1月10日 一般雑誌会講演会 伊藤光男先生「私のラマン」

  1月10日(火)理学部大講義室にて、一般雑誌会講演会が開催されました。講師は、本学名誉教授の伊藤光男先生。1970年から東北大学理学部教授に赴任され、1992年に定年退官されるまでの約22年間、化学教室で分子分光学の世界的な拠点研究室をつくり、多くの弟子を輩出されました。
 本講演会では「私のラマン」と題し、若い頃に独力で研究を進めてこられた頃のエピソードや、ラマン分光の理解の深まりや研究テーマの変遷、その後の仲間など研究人生を振り返ってお話されました。時代をリードする研究の実体験からくる迫力があり、学生も教員も目を輝かせて聞き入りました。
また、伊藤先生はご趣味の水彩画を40年近く続けておられ、世界中の景色をスケッチにおさめています。素晴らしい作品も数点ご紹介頂き、和やかな講演会となりました。

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講師の伊藤光男先生


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化学科の教授の先生方と名誉教授の先生方
2017年1月 5日レポート

宇宙地球物理学科 天文学コース 濱谷 由布 さんが「第24代青葉城ミス福娘」に選ばれました。

 東北大学理学部 宇宙地球物理学科 天文学コース4年 濱谷 由布 さんが、宮城縣護国神社の「第24代青葉城ミス福娘」に選ばれました。平成28年の年末より翌29年のお正月までを中心に、参拝した方々に幸せを分け与えるお手伝いをする「福娘」として活動されます。
 また、濱谷さんはこの1年、理学部・理学研究科の広報サポーターとしてもご活躍中です。今後の濱谷さんのご活躍、広報・アウトリーチ支援室でも追って参ります。お楽しみに!


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宇宙地球物理学科 天文学コース 濱谷 由布 さん

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着物の上に「ちはや」というものを着ています。

  濱谷 由布 さんのコメント  
 12月10日に選考会があり、28日には宮城県知事、仙台市長、企業の方々を表敬訪問させて頂きました。年始には宮城縣護国神社にて「福矢、福的」をお分かちしました。一生に一度の体験ができて、非常に充実した年末年始でした。

【2017/02/02追記】

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節分祭追儺式(豆まき)

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節分には開運招福・厄難消除・家内安全・商売繁盛の願いをこめ
"悪しきもの" を祓う意味があります。


2016年12月13日レポート

12月10日(土)東北大学大学院理学研究科・公開サイエンス講座「日本で発見!113番新元素−ニホニウム−」を開催しました

 理学研究科の新しい企画として、東北大学大学院理学研究科・公開サイエンス講座をスタートさせました。第一回目は「日本で発見!113番新元素ーニホニウム−」と題し、アジアで初めて元素命名権を獲得した113番新元素について理化学研究所仁科加速器研究センター超重元素分析装置チームの森本幸司チームリーダー、本学理学研究科の萩野浩一准教授にわかりやすく説明して頂きました。
 公開サイエンス講座では、今後も科学にまつわるホットな話題を市民の皆様に提供していきます。
乞うご期待!!

2016年12月10日(土) 13:30-16:00 東北大学文科系総合講義棟2階大講義室にて

  • 開 会 (東北大学大学院理学研究科長 教授 早坂忠裕)
  • [講演] ニホニウムみたいなとても重たい元素の話
      (東北大学大学院理学研究科 准教授 萩野浩一)
  • [講演] ニホニウム発見物語 
      (仁科加速器研究センター超重元素分析装置チーム チームリーダー 森本幸司)
  • 質疑応答
  • 閉 会 (東北大学電子光理学研究センター長 教授 濱広幸)

  須田利美 先生のコメント  
 12月10日(土)に公開サイエンス講座「日本で発見!113番新元素ーニホニウム−」を開催しました。一週間前(11月30日)には、113番新元素の元素名が「ニホニウム」、元素記号は「Nh」に決定というビッグニュースが入り、また前日には来年度の理科の教科書にニホニウム記載が間に合うという知らせも飛び込む大変タイムリーな講演会となりました。
 あいにく雪のちらつく寒い日でしたが、会場となった川内の東北大学文科系総合講義棟には遠方(青森、秋田、山形、茨城)からの参加者、また多数の小中高校生を含む150名の方に参加していただきました。
 新しい元素名が付いたばかりの113番新元素に関するわくわくする話をその発見者である理化学研究所の森本幸司先生から、そしてそもそも元素とは何か、またどのように作られてきたのか、について本学の萩野浩一先生にお話しいただき、参加者の皆さんは大変熱心にお二人の先生の話しに聞き入っていました。講演会終了後も多くの中高生達が質問の列をつくり、皆さんが大変高い関心を持っていることがうかがえました。

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2016年12月 2日レポート

11月10日(木)KamLAND職員研修

kamland2.jpg 2016年11月10日(木)、岐阜県神岡町にあるニュートリノ観測施設「KamLAND」にて職員視察が行われました。KamLANDは液体シンチレーターを使った世界の最先端を行くニュートリノ検出実験施設です。自然界のあらゆるニュートリノを捕え、ニュートリノと自然の謎に迫ります。カムランド実験グループは東北大学ニュートリノ科学研究センターが中心となり米国からの多数の研究者の協力を得て総勢80名余りのスタッフ、研究者、 大学院生から構成されています。2002年1月から実験が始まり、24時間体制で ニュートリノの検出実験が続けられています。(右画像:直径18メートルのステンレス球形タンク)

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2016年12月 1日レポート

11月19日(土)サイエンスリンク IN 山形

 2016年11月19日(土)、山形大学体育館にて「サイエンスリンク IN 山形」が開催されました。日本科学未来館(東京)で毎年開催される大学生主催の大規模科学イベント「サイエンスリンク」が関東圏を飛び出し、山形大学体育館を会場に初の地方開催を致しました。今回は12団体が参加し、2団体によるサイエンスショーも行われました。東北大学からは、理学研究科天文学教室の学生グループ、サイエンスカフェ学生ボランティア「S-Cafe Sugars」が参加しました。当日は朝から冷たい雨の降る中、たくさんのご来場者があり、どのブースも盛況でした。子どもたちや地域のみなさんに科学のおもしろさをお伝えできたと思います。

【理学研究科天文学教室「アンドロメダファイト」】
 「アンドロメダファイト」とは、天文学教室の学生が企画・製作した天体カードを使ったカードゲームで、天体の種類等によって強さの異なるカードを使い、2人で対戦を行います。小学生以上の方々にはこの正式ルールで、小さなお子さんにはカードを使い、じゃんけんを行う簡単ルールで、楽しみながら天文学を感じてもらいます。最後におみやげとして自分たちで作るトレーディングカードキットをお渡ししました。
リンク:アンドロメダファイト〜宇宙に触れるカードゲーム〜

【サイエンスカフェ学生ボランティア S-Cafe Sugars「サイエンスカフェ・ミニ 雪の結晶を作ろう」】
ペットボトルやドライアイス、糸などを使って雪の結晶を作ります。どんな糸に結晶が出来やすいのか?初めて雪を研究しようと思った人は、何に気づいてどうやって雪の謎を解こうとしたのだろうか?そんな疑問にSugarsの学生が答えます。自分の結晶はどんな形なんだろう?とワクワクしながらルーペで覗き込む姿に、学生達も手応えを感じていたようです。
リンク:サイエンスカフェ学生ボランティア S-Cafe Sugars

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2016年11月25日レポート

11月17日(木)東北大学電子光理学研究センター 設立50周年記念式典が執り行われました

 11月17日(木)、東北大学電子光理学研究センターの前身である東北大学理学部附属原子核理学研究施設が1966年に発足してから今年で50周年を迎えたことを記念し、記念式典が執り行われました。当日は多数のご来賓、学内外の関係者、在学生が出席され、50周年にふさわしく厳粛のうちにも盛大に行われました。

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2016年11月14日レポート

11月11日 第42回環境フォーラム 第11回SFTEEセミナー「地球温暖化と気象」にて早坂忠裕先生が講演を行いました

 11月11日(金)、仙台ガーデンパレスで開催された第42回環境フォーラム・第11回SFTEEセミナー「地球温暖化と気象」(主催:東北大学大学院環境科学研究科、NPO法人環境エネルギー技術研究所)にて、早坂忠裕理学研究科長が「地球温暖化問題リテラシー」の講演をされました。
 本フォーラムでは、早坂研究科長の他、気象予報士の星野誠氏(東北放送株式会社)、福山博己氏(一般財団法人日本気象協会東北支局)がそれぞれ、「地球温暖化 宮城への影響は?」、「近年の日本の大雨について」の題目で講演されました。気象を専門とする講師の先生方の分かりやすいご講演に、一般参加者の方々も興味深い様子で耳を傾けておられました。

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