東北大学 大学院理学研究科・理学部

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日欧合同水星探査機 BepiColombo 打ち上げ迫る〜本研究科 笠羽康正教授のグループが参加〜

国際水星探査計画BepiColombo(ベピコロンボ)は、JAXA担当の水星磁気圏探査機「みお」と欧州宇宙機関(ESA)担当の水星表面探査機MPO(Mercury Planetary Orbiter)の2つの周回探査機で、水星の総合的な観測を行う日欧協力の大型ミッションで、ギアナスペースセンター(仏領ギアナ)から、今のところ、10月19日(金)日本時間11時頃の打ち上げを目指して準備が進んでいます。水星到着は2025年(予定)。地球(x1)、金星(x2)、水星(x6)のフライバイを使って、7年かかる「長旅」の始まりです。

水星磁気圏探査機「みお」には、本研究科 笠羽康正教授(惑星プラズマ・大気研究センター)が日欧連合チームの主任研究者を務める プラズマ波動観測装置(PWI)および開発を担ってきた観測装置統合制御装置 Mission Data Processor (MDP) が搭載されます。

Prof. Kasaba.png太陽系でもっとも内側に位置する水星の生成・進化と灼熱下でのその現況の解明を目指す、水星探査機 BepiColombo について、笠羽教授はこう話しています。
「このMissionは、1990年代末に行われていた日本側・欧州側の計画が融合して生まれました。日本と欧州の宇宙科学におけるとても深い関係は、ここから始まっています。私は、JAXAとして統合する前の「宇宙科学研」に移った直後、2000年の計画検討スタート時から延々関わってきましたので、ついに・・・という感想です。南米の打上射場には、京大・生存圏研の小嶋浩嗣先生と共にうちの装置チームの責任者として(講義をちょっとサボらせていただき・・・)行くことになります。まずは "健やかに、無事、宙へと上がってくれる" ことを祈っています。」

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BepiColombo missionの最新情報(JAXA)

日本が担当する水星磁気圏探査機「みお」の紹介(JAXA 宇宙科学研究所)



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