東北大学 大学院理学研究科・理学部

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理学部は今年,開講百周年を迎えます

理学研究科長・理学部長

花輪 公雄


2011年は,理学部にとって「開講百周年」を迎える特別な年になります.


本学の前身である東北帝国大学は,1907年に勅令で設置が決まりました.その後,開学の準備を経て,学生が実際に入学し,講義が始まったのは1911年のことです.同年9月11日(月)に入学宣誓式が行われました.最初の講義は,諸説あるようですが,翌12日(火)に行われたと考えるのが自然のようです(注).最初の講義は,数学科初代教授林鶴一先生の化学科の学生に対する微積分学であったと伝えられております.


この開講百周年を祝うため,本部局運営会議の下に「理学部開講百周年記念事業準備委員会」(委員長は地学専攻今泉俊文教授,総務担当副研究科長)を設置し,この間準備に当たっております.記念式典,講演会,祝賀会は本年9月10日(土)の午後に,川内南キャンパスの川内萩ホール(祝賀会は北キャンパスの厚生施設)で執り行われます.また,翌11日(日)は理学部のこれまでの百年の歩みを振り返り,今後の百年を考える記念シンポジウムを開催することとしております.また,両日を挟む9月を,同窓会のご協力も得て展示会などを開催する月と位置付けております.


なお,これは全くの偶然のことですが,元東北大学研究教育振興財団(理事長は元総長西澤潤一先生)から,東北帝国大学理科大学初代学長であり,本学第4代総長の小川正孝先生(化学科初代教授)の胸像が本部局に寄贈されることになりました.この胸像の除幕式も,記念行事に合わせて行う予定です.胸像の設置場所は,本キャンパス内中庭の一角になります.


本部局の教職員,学生,同窓生はもちろん,理学(部)に縁のある方,興味のある方,すべての方々が集え,かつ意義のある記念行事にしたいと考えております.皆様のご理解とご協力をお願いいたします.


(注)最初の講義については,Aoba Scientia No. 15(2010年12月発行)に掲載の,数学専攻高木泉教授(教育企画担当副研究科長)による「理学部最初の講義と開講記念日」の記事を参照のこと.


理学研究科・理学部開講100周年ホームページ

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