国際リニアコライダー(International Linear Collider: ILC)は、全長が50kmにも及ぶ長大な加速器で、電子とその反粒子を両端から加速して中央で正面衝突させ、宇宙誕生直後の状態を再現しようというものです。衝突点では、最先端科学技術の粋を集めた巨大な測定器が衝突現象を記録します。ILCは現在、国際共同研究グループによって開発が進められており、来年末には工学設計書が完成します。
東北地方の北上山地はILC建設の有力な候補地であり、ILCが実現すれば、そこに世界中の研究者や技術者、そしてハイテク産業が集まる国際学術都市が生まれることになります。
講演会では、物理・加速器・測定器の専門家に、ILCとそれを巡る国内・国際情勢についてお話しいただきます。聴講は無料、事前予約は不要です。
◆日時:12月14日(水)16:45~18:15(※時間変更になりました。ご注意下さい。)
◆場所:東北大学青葉山北キャンパス 理学研究科大講義棟
◆ポスター
※ご参考:・ILC加速器について | ・特別推進研究について