地震の発生にはプレートが関わっていることや,地震と津波には関係があることなど,日本人の多くは現象のメカニズムを理解している.しかし被災することを想定して,具体的に備えている人はどのくらいいるだろうか.メカニズムを理解している人のごく一部だけだろう.このことは,科学コミュニケーションと災害科学コミュニケーションの相違を示している.
本講義とセミナーでは,こういったことをイタリア・ラクイラでの地震学者訴追事件やBSE問題などの過去の事例から解説する.一部をワークショップ形式で進めて行く予定である.
※東北地方太平洋沖地震や過去の地震災害の映像や写真などを使用します.報道されたものであり,特殊なものではありませんが,ご承知おきください.
■日時:7月5日(金)16:30-18:30
■場所:理学研究科合同A棟2階205号室>
■テーマ:『地震学入門と災害時シミュレーション』
■講師:慶應義塾大学環境情報学部 大木聖子 准教授
■対象:本セミナーは大学院生のみならず教職員も含めたすべての方を対象にしたものです。どなたでも聴講可能です。
■参加申込み不要(直接会場へ)
※詳細はこちらをご覧下さい
<お問い合わせ先>
本堂 毅 hondou[アット]mail.sci.tohoku.ac.jp