現代の過密社会においては、自然災害が巨大災害の色彩を濃くしています。その主要な背景要因として、科学・技術への過信、歪んだ効率主義・科学主義、リスクの確率論への過度の依拠、リスクコミュニケーションの未成熟などを指摘することができます。それらを克服するには、どうすればよいのか。真に安全な社会を構築する基盤と成る考え方の枠組みとして、地殻変動の時間スケールに人間の時間をどう合わせるか、技術や確率論の限界をどう認識するか、効率主義をどう見直すべきか、防災対策のハードとソフトのバランスをどう社会的に認知すべきか、リスクコミュニケーションをこの国に根付かせるにはどうすればよいのか、といった問題について論じます。
日本地質学会主催 市民講演会
「災害に備える安全な社会とは~求められる発想の転換と主体性~」
■日 時:2013年9月16日(月・祝)14:30から(開場13:30)
■会 場:東北大学百周年記念会館 川内萩ホール(MAP)
■講 師:柳田邦男(作家・評論家)
■主 催:一般社団法人日本地質学会
■後 援:仙台市教育委員会、宮城県教育委員会、河北新報社、TBC東北放送
■申込方法:
事前のお申し込みは不要です。当日会場にお越しください。もしよろしければ、ご参加の予定人数を下記メールアドレスにお知らせいただけると幸いです。
sendai_taikai[at]mbe.nifty.com
([at]を@に置き換えてください)
*詳細はこちらをご覧ください。
[お問合せ先]
日本地質学会
TEL:03-5823-1150
http://www.geosociety.jp/sendai/content0012.html