宇宙太古の歴史の中で、どのように物質・反物質の対称性が破れ、反物質が消失していったのか?その起源を読み解くために、東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター(CYRIC)では、加速器とレーザーを用いて、極めて冷たい放射性同位元素を大量に生成しつつある。この極端な量子状態にある冷却原子は、原子内部からの微かな対称性の破れのシグナルを増幅する顕微鏡の役割を果たしている。本講演では、近年、進展しているレーザー冷却原子・分子を用いた素粒子・原子核物理の研究について紹介する。
□ 12月13日(金)17:00~18:00(*お茶会16:30~)
□ 理学研究科合同A棟203号(MAPのA-02)
□ 酒見 泰寛 氏(東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター 教授)
□ 「レーザー冷却原子で探る反物質消失の謎」
□ 詳細は物理学専攻websiteへ
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