東北大学理学研究科 2014年度大学院講義「科学コミュニケーション」の中の講演です。
NHK報道局で長年,防災に関わる報道などに携わり,また京都大学等で防災科学に関わる研究活動も行われてきた近藤誠司氏にご講演いただきます。
□ 講演タイトル:
「リスク・コミュニケーションにおける社会的論争 ~災害報道の現場を例に考える~」
□ 日時:2014年 7月25日(金)午後4時半~6時半
□ 場所:第4講義室(理学研究科合同A棟3F 303号室)
□ 講師:近藤誠司先生(関西大学社会安全学部助教。前NHK大阪放送局報道部専任ディレクター。)
□ 講演概要:
「リスク情報の共有を図るための災害報道。しかし実際には、その任を果たすどころか無用なトラブルを引き起こす事態までも散見されます。そのたびに、情報の伝え手に対するモラル教育や、受け手に対するリテラシー教育が叫ばれてきました。しかし、喉もと過ぎればなんとやら...。問題は克服されないままです。
そこで今回のセミナーでは、災害報道の現場を例に、ポスト311の現代社会におけるリスク・コミュニケーションに何が求められているのか、あ らためて見つめ直してみたいと思います。」