本研究科天文学専攻ご出身の小松英一郎教授が、「宇宙マイクロ波背景放射に基づく精密宇宙論の開拓」により、2014年度日本天文学会林忠四郎賞を受賞しました。
林忠四郎賞とは、林忠四郎博士が1995年11月に第11回京都賞を授与されたのを記念して創設され、広い意味での天文学(天体物理学、宇宙物理学、他の関連テーマも含む)における独創的でかつ分野に寄与するところの大きい研究業績に対して授与するものです。
■賞名:2014年度日本天文学会林忠四郎賞
■受賞業績:「宇宙マイクロ波背景放射に基づく精密宇宙論の開拓」(Precision Cosmology based on the Cosmic Microwave Background)
■受賞コメント:
「このたび、WMAPチームの成果が認められ、日本天文学会林忠四郎賞をいただくことになり、大変光栄です。推薦してくださった先生方、選考に関係された先生方、また、これまでご指導いただいた先生方に感謝いたします。
この賞は、私個人に与えられるものではなく、WMAPサイエンスチーム全体に与えられるものだと思っています。WMAPは終了しましたが、この賞を励みとして、より一層宇宙論の研究に取り組んでゆきます。」