東北大学 大学院理学研究科・理学部

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【プレスリリース】「宇宙と素粒子の謎を解き明かす最先端の3次元半導体検出器」講演会開催のご案内

 東北大学大学院理学研究科物理学専攻素粒子実験グループと高エネルギー加速器研究機構測定器開発室では、文部科学省科学研究費補助金 新学術領域「3次元半導体検出器で切り拓く新たな量子イメージングの展開」にご後援いただき、「宇宙と素粒子の謎を解き明かす最先端の3次元半導体検出器」を下記のとおり開催することになりました。
 講演会では最先端3次元放射線検出器(SOI検出器)の説明、ブラックホールや宇宙の進化の解明、また国際リニアコライダー(ILC)でどのようにヒッグス粒子の性質を明らかにするかを楽しくわかりやすくご紹介します。
 また、本講演会は6月3日から5日に開催する国際会議「International Workshop on SOI Pixel Detector (SOIPIX2015)」と連動して行われ、SOI検出器の宇宙観測、素粒子実験、放射光実験、重粒子線でのがん治療、創薬などへの応用について議論します。


□ 東北大学プレスリリース本文
□ 3次元半導体検出器で切り拓く新たな量子イメージングの展開ウェブサイト
□ 3次元半導体検出器で切り拓く新たな量子イメージングの展開ポスター
□ International Workshop on SOI Pixel Detector (SOIPIX2015)ウェブサイト



日 時:平成27年6月6日(土)13時30分から16時00分(開場13時00分)

会 場:エルパーク仙台6階 ギャラリーホール

〒980-0013 仙台市青葉区一番町4丁目11番1号
TEL:022-268-8300

主 催:東北大学大学院理学研究科物理学専攻 素粒子実験グループ

高エネルギー加速器研究機構 測定器開発室

後 援:
文部科学省科学研究費補助金「新学術領域」3次元半導体検出器で切り拓く新たな量子イメージングの展開

参加申込:
「参加者氏名」、「住所」、「性別」、「年齢」、「ご職業」をご記入の上、E-mailでお申し込みください。E-mailの場合、件名を「SOI講演会参加申し込み」として送って下さい。

定 員:申し込みは定員230名に達し次第受付終了となります。定員に達した場合ホームページでお知らせいたします。

申込先:E-mail  soi.kouenkai[at]gmail.com *[at]を@に置き換えて下さい。


講師及び講演タイトル

1.「3次元半導体検出器で切り拓く放射線イメージング」
新井 康夫 教授 (高エネルギー加速器研究機構)
2.「ブラックホールと宇宙の進化をSOI検出器で探る」
鶴 剛 教授(京都大学)
3.「SOI検出器を使ってILCでヒッグス粒子の正体に迫る」
山本 均 教授(東北大学)


ヒッグス粒子、国際リニアコライダーについて

 2012年7月にスイスにあるCERN(欧州原子核研究機構)LHC(大型ハドロン衝突型加速器)実験で発見されたヒッグス粒子は、物質の最も基本的な構成要素である素粒子に質量を与える"神の粒子"と呼ばれています。このヒッグス粒子のさらなる性質を明らかにするため、国際リニアコライダー実験が計画されており、岩手・宮城県にまたがる北上山地はその建設候補地の一つとなっています。この国際リニアコライダー実験は、ヒッグス粒子の解明に加え、新しい粒子・新しい物理現象の発見を目指しています。これら新しい物理の発見により、我々の宇宙に対する理解もさらに深まっていくことが期待されています。
 宇宙物理学・素粒子物理学にはいまだ解かれていない謎があります。たとえば宇宙の始まり・進化、最初のブラックホールの形成、銀河のエネルギー源、そしてヒッグス粒子の性質などです。これらの謎を解くにはブラックホールからのX線、銀河からの遠赤外線、ヒッグス粒子の相互作用を精度よく測定しなくてはなりません。

ILC_s.jpg
(ILCの概要図)


お問い合わせ先

東北大学大学院理学研究科物理学専攻
素粒子実験グループ
助教 石川 明正(いしかわ あきまさ)
電話 022−795−5730
E-mail akimasa[at]epx.phys.tohoku.ac.jp

東北大学大学院理学研究科
URA助教 高橋 亮(たかはし りょう)
電話 022−795−5572
E-mail r.takahashi[at]m.tohoku.ac.jp

*[at]を@に置き換えて下さい。

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