東北大学 光・量子ビーム科学連携推進室は本学理学研究科との共催により、2016年1月5日、6日に「光・量子ビームを用いた地球惑星科学の新展開」と題し、第5回ワークショップを開催いたします。
光・量子ビームを用いた研究は多岐にわたり、様々な自然現象の解明にも大きく貢献するようになってきました。たとえば、放射光を用いた岩石、鉱物、あるいは大気中や太陽系空間に存在する微粒子の分析が活発に行われています。また、レーザー光を用いた雲やエアロゾル等大気のリモートセンシングは、地上からの観測に加えて人工衛星を用いた研究も進められています。一方、加速器などから供給される量子ビームではありませんが、地球ニュートリノや宇宙から届くミューオンを用いた地球内部、火山の構造に関する研究が近年注目を浴びています。
以上のような背景を踏まえ、東北大学 光・量子ビーム科学連携推進室の第5回ワークショップにおいては、今までと少し趣向を変えて、研究対象に焦点を絞り、地球・惑星を対象とした研究における光・量子ビームの応用と、関連する分野、手法を用いた研究の現状について話題提供をしていただき、今後の新たな研究分野、研究手法、量子ビーム利用の研究展開の可能性について意見交換を行います。地球惑星科学分野の方々はもちろんのこと、異分野交流を重視したワークショップですので、幅広い分野からのご参加をお待ちしております。
□ 日 時:2016年1月5日(火)13:30 ~ 6日(水)15:45
□ 会 場:東北大学 青葉山北キャンパス 理学研究科合同C棟 青葉サイエンスホール
□ 参加費:無料(懇親会は要参加費)
□ 対 象:東北大学の研究者、学生を主な対象としていますが、他大学、研究機関、企業の方のご来場も歓迎いたします。
□ チラシ:[pdf,332KB]
講演者(敬称略、講演順)
上椙 真之(JAXA・地球外物質研究グループ)
鍵 裕之(東大・理・附属地殻化学実験施設)
寺田健太郎(阪大・理・宇宙地球)
西澤 智明(国立環境研究所)
岡本 創(九大・応用力学研究所)
高橋 嘉夫(東大・理・地球惑星)
世良耕一郎(岩手医科大学)
田中 宏幸(東大・地震研究所)
奥村 聡(東北大・理・地学)
趙 大鵬(東北大・理・附属地震・噴火予知研究観測センター)
鎌田 誠司(東北大・学際科学フロンティア研究所)
井上 邦雄(東北大・ニュートリノ科学研究センター)
参加申し込み
東北大学 光・量子ビーム科学連携推進室のウェブサイトから「登録フォーム」のページにお進みいただき、必要事項をご記入した上で送信ください。
ワークショップ当日も受付いたしますが、参加者数把握のため、できるだけ12月21日までに事前登録をお願いいたします。
問い合わせ先
東北大学 光・量子ビーム科学連携推進室 事務局
(WPI-AIMR事務室内 担当:池田)
E-mail:beam_office[at]wpi-aimr.tohoku.ac.jp([at]を@に置き換えてください)
電話:022-217-5976
Posted on:2015年12月14日