我が国の海洋調査機関が取得した海洋観測データを一元的に収集管理し、研究者や一般のユーザーに提供している日本海洋データセンター(JODC)が、このほど、その創設50周年を記念して、これまで多くの海洋情報の提供や整備に貢献してきた1個人と5団体を海上保安庁長官表彰とし、それぞれに感謝状と記念の楯を贈りました(同庁のプレスリリース(PDF))。この5つの団体のうちの1つとして、本学の理学研究科が選ばれました。これは、本研究科地球物理学専攻地球環境物理学講座(海洋物理学分野)の花輪公雄教授を中心とするグループが、東京-父島間(1988~2005年、定期船「おがさわら丸」による)と日本-ハワイ間(1998~2014年、宮城県実習船「宮城丸」による)で行ってきた海洋表層の水温や塩分、海流の観測のデータを、JODCを通じて広く国内外に公開してきたことが評価されたものです。
写真は、2月19日に本学片平地区の本部棟応接室において行われた表彰式の様子。
長官代理の楠勝浩海洋情報課長から感謝状と記念の楯が贈呈された場面(左:花輪教授、右:楠課長)
式後の記念写真(左から順に、楠課長、花輪教授、木津昭一准教授)