3月1日(火)、第4回平間賞授賞式が行われ、化学の有機化学系、物理化学系、無機化学系の3系から1名ずつ、計3名の学生が平間名誉教授から直接記念品を授与されました。
「平間賞」は、「第一歩」の持つ重みと無限の可能性を知る平間正博名誉教授の篤志により設立されました。「卒業生は、受賞者とともに、副賞のベンゼンに託された思いを感じて欲しい。現代の物質科学を支えているベンゼンの構造化学は、ケクレの見た『夢』で始まったとも言う。未来のロールモデルたる卒業生たちが、これから見るであろう「夢」には、果てる事の無い可能性が秘められている。」という化学教室教員一同の思いが込められています。
授賞式において平間先生から「受賞者も惜しくも受賞しなかった方も、勝負はこれから。面白くないことやしくじっても、その後、全てが生きてくるんです。」とのお言葉をいただきました。
なお、この3名は、3月5日(土)、6日(日)に行われる第5回サイエンス・インカレ研究発表会にて口頭発表を行います。
有機化学第一研究室 岩橋 万奈
「植物ホルモン受容体を標的としたサブタイプ選択的タンパク質間相互作用誘起リガンドの開発」
無機化学研究室 宮崎 義知
「カチオン性ゲルミリン錯体を用いた二水素の活性化および触媒反応への応用の試み 」
理論化学研究室 中島 祐司
「気相錯体イオンの光解離反応過程の画像観測および解析手法の開発」
Posted on:2016年3月 1日