12月1日(金)、理学研究科化学専攻第4講義室にて、学際研究重点拠点「新奇ナノカーボン誘導分子系基盤研究開発センター」及び学際研究重点プログラム「原子内包フラーレンナノバイオトロニクスの創成」主催の公開講演会が開催されます。
事前申込は不要でどなたでもご参加いただけます。直接会場にお越しください。
■ 日 時: 2017年12月1日(金)16:00-17:30
■ 会 場: 理学研究科化学専攻第4講義室(キャンパスマップH-23)
■ 講 演 者: 大澤映二先生 (株)ナノ炭素研究所・代表取締役
■ 演 題: 「この摩訶不思議な素材:爆轟法ナノダイヤモンド」
■ 概 要: 強力な火薬を密閉容器中で爆発させると、ダイヤモンドのナノ粒子が出来た!しかし、凝集が強く、基本粒子が取り出せずに半世紀近く放置された。無理やり壊してみると、ダイヤなのに水に溶けて、漆黒の溶液を与えた。真空蒸着は出来ない。それなのに、LDI-TOF-MS中でUVレーザーを照射すると、表面近くが壊れて、期待値の6割の重さの親ピークが得られた。PETにppmオーダーの量を分散させると、破断強度が20倍となった!がんの化学療法におけるドラッグキャリヤーとして、世界で始めて、最強の薬物耐性をもつ乳がんと肝臓がんを完治した。これらの実験結果は、殆どすべてSCC-DFTB法による実物大モデルの量子化学計算によって予言・説明することができる。
なお、講演会終了後は同会場で自由参加の交流会を行います。軽食とドリンクをご用意いたしますので、是非ご参加ください。
<問い合わせ>
東北大学大学院理学研究科化学専攻
教授 美齊津 文典(みさいづ ふみのり)
TEL:022-795-6577
E-mail:misaizu[at]m.tohoku.ac.jp
東北大学大学院理学研究科巨大分子解析研究センター
准教授 權 垠相(クオン ウンサン)
TEL:022-795-6752
E-mail:ekwon[at]m.tohoku.ac.jp
*[at]を@に置き換えてください。