この度、レジリエント社会構築イノベーションセンター糖鎖特性解析プロジェクトの活動の一環として、外部講師を招いて講演会を開催いたします。
■日 時:2019年10月8日(火)16:00-17:00
■会 場:レジリエント社会構築イノベーションセンター 3階 大会議室(キャンパスマップ)
■講演者:藤井郁雄 先生 (大阪府立大学 大学院 理学系研究科)
■演 題:ポスト抗体医薬:分子標的HLHペプチドを基盤とする 新しい中分子創薬プラットホーム
■概 要:
近年、分子標的医薬として抗体医薬が注目されているが、創薬という観点からみると、必ずしも万能ではない。藤井教授は、イムノグロブリン(IgG:分子量 約150 kDa)を利用せずに、分子進化工学(ファージ表層提示法)を用いて、目的の標的タンパク質に対して特異的に結合する抗体様物質、中分子分子標的HLH(ヘリックス・ループ・ヘリックス)ペプチド(分子量 約4 kDa)ライブラリーを先駆的に開発した。本セミナーでは、各種疾患関連タンパク質に対する分子標的HLHペプチドの獲得とその生物活性について紹介するとともに、ポスト抗体医薬としての可能性について討論する。
權 垠相(理学研究科)
TEL:022-795-6752、E-mail:ekwon[at]tohoku.ac.jp
坂本 泉(理学研究科・株式会社アクロスケール)
TEL:022-752-2211、E-mail:izumi.sakamoto.e3[at]tohoku.ac.jp
*[at]を@に置き換えてください