東北大学理学部天文学教室では、アウトリーチ活動の一環として高校生向けのイベント「もしも君が杜の都で天文学者になったら(通称:もし天)」を、仙台市天文台、宮城教育大学との共同主催で開催しています。
本イベントは今年で10回目の開催となり、全国の科学や宇宙に興味のある高校生に広く認知されています。
「もし天」ではこれまで、全国から"宇宙好きの高校生"が集い、1週間合宿して宇宙漬けの毎日を送り天文学者職業体験を行ってきました。今年は、コロナ流行に配慮して、zoomの活用を軸としたオンライン形式でリモートもし天(以下、リモ天)の形式で実施しています。リモ天は、リモートであること以外は、企画の核となる趣旨・実施内容はこれまでの「もし天」と全く同じです。普段の学校での授業と異なり、班ごとに議論を進めながら自分たちで研究テーマを設定し、データを取得し、それを解析し結論を導き出すという、研究過程を体験します。天体観測は、仙台市天文台が誇る1.3m「ひとみ望遠鏡」をネットワークで接続された受講生の指示に従って仙台市天文台の職員が操作して行います。そうして得られたデータの解析を軸に各班がたてた研究課題の解決に迫ります。得られた研究成果は、最終日に一般市民公開のzoom会議を通して全国の一般視聴者に向けて発表します。また各班の研究成果をポスターとしてまとめて頂き2021年4月から1年間仙台市天文台に展示します。
最終日の28日には、高校生が研究した成果をまとめ、一般市民の皆様に解りやすく伝える研究成果発表会を、オンライン(zoom)で行います。この研究成果発表会はどなたでも参加頂けますのでこちらのサイトより事前登録をお願いします。たくさんのご参加をお待ちしております。
なお本事業は、日本学術振興会ひらめき☆ときめきサイエンス、天文学振興財団から支援を受け実施しております。
名 称:もしも君が杜の都で天文学者になったら(通称:もし天)
日 時:2020年11月22日(日) 〜 12月28日(月) の日曜祝日および冬休み期間
※28日は研究成果発表会
開催方法:オンライン
Webサイト:https://www.astr.tohoku.ac.jp/MosiTen/
参加者 :全国から作文審査を経て選ばれた高校生12名
主 催:東北大学理学部天文学教室、仙台市天文台、宮城教育大学
ご支援:日本学術振興会 令和2年度ひらめき☆ときめきサイエンス
〜ようこそ大学の研究室へ〜KAKENHI 採択事業
天文学振興財団
開催日時:2020年12月28日(月)13:00〜 *12:30開場
名 称:「もしも君が杜の都で天文学者になったら2020」研究成果発表会
発表者 :「もし天」受講生(高校生)
開催方法:zoom 以下のサイトより事前登録をお願いいたします。
https://www.astr.tohoku.ac.jp/MosiTen/
内 容:高校生達が「もし天」の期間中に、宇宙に関する謎について、研究し、
考えた事を一般市民の方に解りやすく説明します。
対 象:どなたでも聴講自由
参加費 :無料
東北大学大学院理学研究科 天文学専攻
准教授 服部 誠(はっとり まこと)
電話 022-795-6509
E-mail hattori[at]astr.tohoku.ac.jp
*[at]を@に置き換えてください