日本で最初に「光化学」という分野を紹介したのは、東北大の初代教授のひとりであった片山正夫先生です。
それから半世紀たって、同じ理論化学研究室の小泉正夫先生が近代的光化学の研究を始めました。
この分野はレーザーの導入によって著しい発展を遂げましたが、20世紀の終わりに近づくにつれて反応中間体の化学としては停滞したようにも見えました。
しかし、 今、当時の研究を振り返ってみると、光化学の研究は全く予想しなかった方向に進化し、現在の新しい成果につながっていることがわかります。
ここでは、そのような展開を見せた研究の中から、蛍光顕微鏡、レーザー加工、太陽エネルギー利用の三つのトピックスを取り上げて紹介します。
化学の研究は伝統と革新が織り成して発展してきたことをお話ししたいと思います。
多くの皆さまのご来聴をお待ちしております。
日 時 : 2024年1月11日(木)13:00~14:30
会 場 : 理学研究科 合同C棟2階 青葉サイエンスホール
講演者 : 福村裕史先生(東北大学名誉教授)
演 題 : 「振り返ってみる『光化学』の進化」
お問合せ:
理学研究科化学専攻長 瀧宮和男 TEL: 022-795-6585 E-mail: kazuo.takimiya.b6[at]tohoku.ac.jp
一般雑誌会 近藤 梓 TEL: 022-795-3898 E-mail: kondoha[at]tohoku.ac.jp
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