■受賞者:
・須田 利美 教授[先端量子ビーム科学研究センター 須田研究室]
・鈴木 敏男(先端量子ビーム科学研究センター 客員研究員)
・倉澤 治樹 名誉教授(千葉大学)
■賞名:第30回(2025年)日本物理学会論文賞
■賞について:独創的な論文の発表により、物理学の進歩に重要な貢献をした研究者の功績をたたえるために制定された賞です。
■対象論文:"The mean square radius of the neutron distribution and the skin
thickness derived from electron scattering"
H. Kurasawa, T. Suda and T. Suzuki, Prog. Their. Exp. Pays. 2021, 013D02)
■受賞理由:本論文は、電子散乱で決定される電荷密度分布の4次モーメントを通じ原子核中の中性子分布の情報が得られることを初めて明らかにしました。電子散乱は原子核内の詳細な陽子分布を与えるとした従来の常識を覆すもので世界的に高い注目を集めています。
■受賞日:2025年1月18日
■表彰式:2025年9月18日(広島大学での第80回年次大会)
■授与機関:日本物理学会ホームページ
Posted on:2025年1月27日