生命科学研究科 兼担 生物学科の経塚淳子教授が「植物の分枝制御機構とその進化的成立過程の解明」に関する功績によって第19回みどりの学術賞を受賞しました。
経塚教授はイネを用いて植物ホルモンのストリゴラクトンが植物の成長力と生産力を支える特性の一つである「分岐」に関わることを発見するとともに、根圏シグナル物質としての側面を持つことも明らかにし、植物の成長制御の起源や基本法則の解明につながる成果を上げられ、また、日本植物生理学会長として学会を先導するほか、植物科学関連の書籍の執筆や発生進化学に関する洋書の翻訳等に尽力するなど、植物科学の発展に大きく貢献されました。
授賞式は、後日開催予定の「みどりの式典」において行われる予定です。
「みどりの学術賞」は、「みどり」について国民の造詣を深めるために、国内において植物、森林、緑地、造園、自然保護等に係る研究、技術の開発その他の「みどり」に関する学術上の顕著な功績のあった個人に内閣総理大臣が授与するものです。