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天文学新時代へ! 宇宙論的距離におけるマルチメッセンジャー天文学の新たな展開 ―重力レンズ効果が解き明かした、約110億年前の爆発的な星形成活動とニュートリノのつながり―
概要
アルマ望遠鏡などを用いた観測により、高エネルギーニュートリノの到来方向に、約110億年前の宇宙に存在する極めて明るい銀河「シャドウ・ブラスター」(Shadow Blaster)が発見されました。さらに、複数の波長域による観測から、ブラックホール活動ではなく、星形成活動がニュートリノ放射に寄与していることも特定されました。まだ解明されていないニュートリノの起源にマルチメッセンジャー天文学で迫る、画期的な観測的証拠です。
本研究成果は、2026年6月17日に「Nature Astronomy」に掲載されました。
今回の発見の概念図。宇宙ニュートリノ事象「IC 210922A」の方向にある爆発的な星形成銀河「シャドウ・ブラスター」を、アルマ望遠鏡で捉えました(右下・四角で囲まれた電波画像)。ニュートリノ(ν)の起源である初期宇宙に存在するシャドウ・ブラスター(中央・丸で囲まれた想像図)が、重力レンズ効果によって4つの明るくなった像として観測されています。(クレジット:MITOS)
論文情報
掲載誌:Nature Astronomy
論文タイトル:Compact dusty starbursts at cosmic noon linked to high-energy neutrinos
著者:Yuji Urata*, Kuiyun Huang*, Bunyo Hatsukade, Mansi Kasliwal, Shigeo, S. Kimura, Yuichi Matsuda, Yusuke Miyamoto, Hiroshi Nagai, Kouichiro Nakanishi, Robert Stein
DOI:s41550-026-02884-9
問い合わせ先
<研究に関すること>
東北大学学際科学フロンティア研究所 兼務 理学研究科天文学専攻[web]
准教授 木村 成生(きむら しげお)
TEL:022-795-6523
Email:shigeo[at]astr.tohoku.ac.jp
<報道に関すること>
東北大学 学際科学フロンティア研究所 企画部
特任准教授 波田野 悠夏(はたの ゆか)
Email:fris-pr[at]grp.tohoku.ac.jp
*[at]を@に置き換えてください
Posted on:2026年6月18日