学位プログラム
統合化学国際共同大学院
求める人材 | 身につく力 | 方向性・支援策 | 主な活動 | キーワード
◉ 求める人材
本プログラムは博士課程前期２年生からの４年間を基本とする課程であり、理学研究科の化学専攻と工学研究科の応用化学専攻，化学工学専攻，バイオ工学専攻の3専攻，及び薬学研究科･農学研究科･情報科学研究科･生命科学研究科･環境科学研究科の全専攻の7研究科に所属する優秀で意欲あふれる大学院生を募集します。化学が関与するエネルギーや環境問題などを克服するための課題を自ら設定し，適切な研究計画を立案して課題に挑戦する姿勢を評価します。分子やその反応に関する深い知識を基盤として，研究計画を遂行する実行力を持ち，着実な努力をいとわない学生を望んでいます。研究申請や学術交流への積極性も重視しています。
◉ 身につく力
(1)世界が直面する問題に分子レベルで挑戦できる化学の専門性と学際性（化学の総合知）：サイバーサイエンスセンターや巨大分子解析研究センターにおける実習や海外招聘教員による最新の研究動向の講義を通して，化学のみならず，物理，生命科学，情報等の周辺領域に関する学際的な研究力が身につきます。
(2)国際的な舞台で異なった背景をもつ他者と十分な主張、議論、意見交換を行い，学術に立脚した確かな知識をもとに自ら考え決断できる能力：国際感覚を涵養する国際サマースクールの運営，海外研究室での長期研修（共同研究），英語での研究発表･討論会の参加を通して，高いコミュニケーション能力と国際的なリーダーシップが身につきます。
◉ 方向性・支援策
（1）化学･物理･生命･情報の4分野の連携による実践的教育に基づく，アカデミア，地域振興企業を含む産業界，ベンチャー起業などで活躍できる課題解決型の研究者･技術者の育成：化学分野関連の最先端研究，政策立案，シミュレーション科学，機能材料･医薬品の開発・評価，超微量定量分析に基づいた環境保全などの分野で活躍できる人材の輩出を目指します。サマースクールや国際学会で招聘する海外研究者との交流の場を用意して，国際的キャリア形成の道筋を提供します。
（2）経済面と学術面での支援：本プログラム在籍学生には，研究に専念できる環境を提供するための経済支援及び長期･短期海外研修のための支援を行います。また，上記７研究科の本プログラム参画教員に加え，多元物質科学研究所，金属材料研究所，材料科学高等研究所，環境保全センター，データー駆動科学・AI教育研究センター，海外研修先の教員が多角的な視点から学術支援を行います。
◉ 主な活動
・ 先端化学分野の分野横断的教育
・ トップレベルの海外研究者との交流
・ 長期･短期海外研修の支援
・ サマースクールの企画運営
・ 国際シンポジウムの運営
・ 英語での発表討論会の定期的開催
・ 量子化学や先端分子解析などの技能習得
◉ キーワード
#環境調和型社会 #分子自在合成 #新規反応開発 #新機能分子設計･創製 #分子集積化制御 #ケミカルバイオロジー #生体内反応制御 #ケモインフォマティクス #国際学術交流
