東北大学天文学教室では、アウトリーチ活動の一環として高校生向けのイベント「もしも君が杜の都で天文学者になったら(通称:もし天)」を、仙台市天文台、宮城教育大学、加速キッチンとの共催で、今年も開催することとなりました。一昨年度、昨年度は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、オンラインでの開催でしたが、今年度は3年ぶりに対面での開催を予定しています。つきましては、第12期生となる参加者の募集を8月8日(月)より開始いたしましたので、本イベントの幅広いご周知にご協力いただきますようお願いいたします。
本イベントは今年で12回目の開催となり、全国の科学や宇宙に興味のある高校生に広く認知されています。これまでの活動が評価され、「もし天実行委員会」が令和3年度東北大学総長教育賞を受賞しました。今年度は、12月23日から29日の6泊7日の合宿形式で、12名の高校生を募集し、宇宙の謎に挑みます。
「もし天」では、全国から"宇宙好きの高校生" が集い、1週間の合宿の中で実際に天文学の研究を行います。普段の学校での授業とは異なり、班ごとに議論を進めながら自分たちで研究テーマを設定し、データを取得し、それを解析し結論を導き出すという、研究の過程全てを体験します。天体観測は、仙台市天文台が所有する1.3m「ひとみ望遠鏡」を参加高校生自ら操作しながら行います。そうして得られた研究成果は、最終日に市民の皆さまの前で発表します。期間中は、各班に教員や学生がつきサポートします。実習終了後、各班の研究成果をまとめたポスターを2023年4月から1年間仙台市天文台の展示ブースに展示して来訪者に公開します。
名称:もしも君が杜の都で天文学者になったら(通称:もし天)
日時:2022年12月23日(金) ~ 12月29日(木)
会場:東北大学・仙台市天文台
主催:東北大学天文学教室
共催:仙台市天文台、宮城教育大学、加速キッチン
後援:天文学振興財団
「もし天」ウェブサイト内の申し込みフォームからお申し込みください。
募集人数: 高校生12名
開催期間となる12/23~29(6泊7日)全日程参加できる人
応募締切: 2022年9月25日(日)
参加費用: 10000円 (朝食付き宿泊費、諸雑費込み。その他の期間中の食事代は受講生の実費負担となります。)
選考方法: 「もし天」ウェブサイト内「募集要項」ページに記載した課題に沿った作文の提出が必要です。合格者を決定するための選考材料となります。
初日:12/23 | (会場:仙台市天文台) 班ごとに研究テーマを決定 仙台市天文台「ひとみ望遠鏡」見学、操作説明 宿舎にて天文教室教授数名による宇宙なんでも相談会 |
2日目:12/24 | (会場:東北大学) 班ごとに研究計画書作成 中間審査を兼ねたグループ討論会 |
3~4日目:12/25〜26 | (会場:東北大学・仙台市天文台) 研究計画書審査 仙台市天文台にて観測実施 |
4~6日目:12/27~28 | (会場:東北大学) 得られたデータを解析し研究を進める 最終日に向け発表練習 |
最終日:12/29 | (会場:東北大学) 研究成果報告会(一般公開) |
2023年4月〜2024年3月 | 各班の研究成果を仙台市天文台に展示 |
東北大学大学院理学研究科 天文学専攻
助教 板 由房(いた よしふさ)
E-mail:yita[at]astr.tohoku.ac.jp
*[at]を@に置き換えてください